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【大人にも当てはまる】漢方医学的に見た,小児のアレルギー対策5点

子供のアトピーや喘息、その他アレルギーで病院に行くと、「薬出しときますね」で終わる事ってよくあります。それで、その薬が効いて治ってしまえば良いのですが、現実は「効果が切れるとまた出てくる→薬を使う」の繰り返し、になりがちです。根治の方法を探してみたり、アトピーの治療指針なんかを見ても、結局自然治癒を待つ以外は無いようです(症状はステロイドで抑えるのが主)。

今回は、漢方医学的に見た乳幼児のアレルギーの治し方を書こうと思います。完全にこれで治る!とは言えませんが、治る確率は上がるのではないでしょうか。ポイントは下記の5つ。

☆頑丈な身体にしてあげるということ
とにかく、身体を丈夫にしてあげるということが重要です。大体、思春期になって身体が頑健になると、ニキビ等が出て他のアトピーや喘息などといったアレルギー疾患が治まってしまう事も多いです。漢方的に見て、ニキビで毒を出したという事になります。漢方の考え方は、気力体力を充実させ、要らない老廃物や毒素を身体から取り去ってしまう事が治療の要になります。まずは、毒を何とか排出できるよう、身体をしっかりとさせていくことが大切です。

☆冷え
乳幼児は、大人に比べて体温が高いので、冷えは考えなくて良いという医師が居ます。昔の日本人敬神崇祖はそうだったかもしれませんが、最近の子供は冷たいものや甘いものが好きなので、知らず知らずのうちに身体の内部が冷えています。これを裏寒といいます。消化をして身体をつくる為には、この裏寒を何とかしないといけません。裏寒になると、身体の中心部を映し出す部分が冷えてきます。手首足首が冷たい、おなかが冷たい、顔の中心部が青い等、色々と所見があります。

☆胃腸の調子
最近の子どもは、油っこいものや甘いもの、冷たいものが多く、胃腸を壊し勝ちです。特に、乳児の場合、腸管が整う2歳までの間、早急に離乳食を始めさせています。私の子どもも8か月位から検診などで離乳食を進めるよう、指導が入りました。
本当はもっと後の方が身体には良いのですが、これは今の保育全体の体制が何とかならないとどうしようもないのかもしれません。ちなみに、知り合いの方は一歳過ぎから離乳食を始められたのですが、発育は問題ないとのことでした(母乳の栄養は足りなくなるので、ミルク等で調節する必要があると思います)

☆運動、ストレス解消
よく遊んでよく寝かせる事が重要です。また、家庭環境が悪いと、アレルギーは悪化する傾向にあります。この時期の漢方は、「母子同服」と言い、同じ漢方を母子同時に飲ませる事もあります。保育する親も毎日大変なので、無理がなるべく少なくなるようにしていく工夫が必要です。

☆敬神崇祖
ちょっと意外かもしれません。敬神崇祖というのは先祖供養と氏神神社参拝の事です。漢方の世界では、敬神崇祖により「心腎交通」が盛んになると言われています。これは、体内循環の事です。根本の治療の一つが敬神崇祖ということにもなります。これは、理由を考える前に実際に行ってみる事をお勧めします。家族みんなではなくても、自分自身だけでもまずはやってみませんか?

以上、簡単ですがアレルギー対策をまとめました。別に小児に限らず、大人でも当てはまりますので、参考になれば幸いです。また、機会を見つけて書いていこうと思います。

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