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【子供に伝えたい言葉】泰然



 こんにちは。今日は久しぶりに【子供に伝えたい言葉】シリーズで「泰然」という題名で記事を書こうと思います。「小さい事を積み重ねるのが、とんでもない所へ行くただ一つの道」と野球のイチロー選手は仰っていますが、つい先日(H30年3月初旬)、古巣のマリナーズに復帰した時の会見で「泰然」という言葉を使われました。この「泰然」という言葉、言うのは簡単ですが、行うのは非常に難しい事です。この方の発言は、それを実行しているので、非常に重みを感じます。私が好きな老子道徳経の実践をそのまま行っているように見えます。この「泰然」という言葉について、以下に色々と書いていきます。よろしくお願いします

☆泰は子供の名前に使用

いきなり出オチですが、「泰然」の「泰」の字は私の子供に使われている漢字です。意味は「ゆったりしている」「落ち着いている」となります。私たち親がバタバタせわしない感じで生きているので、ゆったりと落ち着いて生きてほしいという願いを込めています。

☆「泰然」の前に「耐性」

イチロー選手は「泰然」の前に「耐性」と発言されています。「不遇な環境が耐性を高め、泰然で居る事が出来るようになった。」と私は捉えています。ここは実は重要な所でして、不遇な環境→耐性を高めた→泰然、という流れになっています。逆は無いという事になります。自堕落な生活をしていると、人間ダメになってしまうという事です。

☆外部環境の重要性

 さて、上の見出しで解る事があります。それは「外部環境」が高ストレスであったという事です。ストレスフリーな生活を通常は目指すはずです。しかし、現実は全く逆で、イチロー選手の例は、高ストレス下の環境が人間を高みに連れて行くとは考えられないでしょうか。少し話はずれます。最も基本的な事柄ですが、地球には重力、気圧があります。しかし、その重力に負けないよう、人間はそれに抗って生活しています。抵抗能力を獲得した訳です。これら2つの事から、ストレス環境は人間を磨くとも言えます。

☆ストレスコントロールが大事

 前の見出しの続きです。ストレス環境は人間を磨くと言いましたが、逆にストレスによって潰れてしまう人も居ます。それらの違いですが、私はストレス処理の差だと考えています。ストレス処理が上手いと、より多くのストレスを処理出来るようになるという訳です。そして、そのストレス処理能力を上げるには、少しずつですがよりストレスがある環境に慣らしていくしかありません。スキーやスノボのコースと一緒で、いきなり上級は難しいですが、少しだけ背伸びした環境に一歩一歩挑戦して行く事が大事なのではないでしょうか。

☆子育てにも参考になる

 このイチロー選手の「泰然」という言葉は、子育てにも非常に役に立つと思います。親は子供の手本になりますので、出来なくても、出来ないなりに頑張らないといけません。子供にも、そのうちにこの言葉を伝えていこうと思っています。

以上です。少しでも参考になれば幸いです。


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