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【ボカロ民族調の作り方】作曲技法の組み合わせ

作曲技法は私が知っているのは前回までで全部です。また新しいものを発見したら追加しますが、一旦終了します。今回はそれら作曲技法をどう組み合わせればいいか、という事を書きたいと思います。

各種作曲技法は、それぞれが響きの灰汁が強いものになりますので、使いすぎるとクドくなってしまいます。ですので、前にも書かせて貰った通り、通常のPOPSに民族調イメージを軽く加えるというか、民族調テイスト、民族調チックなPOPSを書くというスタンスで行かれる方が良いと考えます。
また、それぞれの作曲技法は、お互いに親和性が高いと言いますか、部分的に使用する事も十分可能です。要は切り替え易いものになっています。民族調曲の作曲のし易さというのは、各種技法の存在もありますが、それぞれ切り替え易いという所にもポイントがあるように思います。

実際の作り方は、コード優先というよりは、リズム(拍子)を決めてからメロディを先に作ると作りやすいと思います。ですので、技法のうち「教会旋法」「47抜き」「琉球音階」の3つを念頭に入れながらメロディを紡いでいただければと思います。後は、感性の問題も大きくなりますので、これ以上はお話し出来ない部分になります。

只、一つだけ挙げるとすれば、最初は不完全47抜きの「4抜き」をメインでメロディを組み立てられると良いと思います。「4抜き」はメジャースケールと感覚がほぼ一緒な感じで扱えると思います。後、参考情報を。

☆千年の独奏歌/yanagiP
教会旋法のドリアンスケール、ノンダイアトニックコード、転調、等をメインで使われているイメージです。

☆FROWER TAIL/yuukiss先生
ノンダイアトニックコードと不完全47抜きで攻められているイメージです。意識的に教会旋法の使用を避けられた?のかもしれません。

☆中田ヤスタカ(レーザービーム、にんじゃりばんばん)
不完全47抜きメインで、飛び道具で教会旋法を用いてます。
参考になれば幸いです。

*「ボカロ民族調曲の作り方」シリーズは区切りが付きましたので今回で一旦終了します。ご質問等あれば、

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