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【育児のコツ】子供の薬の効能と副作用は調べておく


 おはようございます。今日は「子供の薬の効能と副作用は調べておく」という題名で記事を書きたいと思います。効能と副作用だけでなく、その周辺の確認事項も一緒に説明しておこうと思います。薬の話は細かい事が多いので面倒ですが、確実にやればそれだけ治療効果も出やすいので、押さえておきたい所です。最後までお付き合い頂ければと思います。

☆薬はリスク

 「薬はリスク」というのはよく言われるフレーズです。ですが、「薬の何がリスクなのか」、という事は意外と議論されていないように見受けられます。薬のリスクは、一言で言いますと「見えない」事です。本当にこの一言に尽きまして、「薬を実際に飲んでみないと、副作用が出るかどうか解らない」という事です。ポピュラーな胃薬でも、副作用が出て酷いショックになる人も居れば、「この薬は重い副作用が出やすいから」と言って飲んだ抗がん剤が、副作用が軽くしか出ずに癌が緩解してしまった、という事もあります。なので、薬は「キツイ」「弱い」ではなく、「合う」「合わない」という面が大きいものになります。

☆効能がダブっていても大丈夫なものもありますが・・・

 薬の中には、効能がダブっているものもあります。しかし、効く過程が違う為に併用OKなものもありますし、ダメなものもあります。全く別分野で使われる薬が、また別の分野の薬の効果を邪魔する結果になっているものもあります。前項でも書きましたが、「合う、合わない」という世界になります。それらブラックボックスを少しでも見えるようにしようとしているのが、エビデンスデータになります。

☆副作用を押さえよう

 副作用にもいろいろあります。致死性のものから、軽いものまで本当に色々です。子供に飲ませる薬は、副作用が出にくい物を選んで使われてはいますが、中には作用の強い物もありますので、飲ませている薬についての主要な副作用を押さえておいた方が良いでしょう。中には、薬の副作用のアナフィラキシーショックで使われる薬でアレルギーが出る子も居ますので。用心に越したことは無いです。

☆用法を押さえよう

 用法は、副作用云々もありますし、効果にも影響が出てきます。例えば、食後指定の薬を食前や食間(食事と食事の間)に飲んでしまうと、腸からの吸収が変化する場合があります。要は食事の影響を受けてしまう訳です。結構、そのような薬は多いです。子供の場合は、薬を嫌がった場合に飲ませる方法として、食品と混ぜるという方法がとられることが多いです。しかし、食べ物によっては逆に苦みが増してしまったり、飲みにくさ倍増したりと、逆効果になってしまう事もしばしばあります。不安でしたら、薬を貰った病院や薬局に聞いたり、それもしづらいという事であれば、白湯でとかして飲む方法だけ行うというのでも良いと思います。

☆特殊な使い方のものは事前に確認を

 薬の中には、特殊な使い方をするものがあります。子供だと、気管支を広げるテープや吸入薬がそれにあたります。詳しい貼り方等々は長くなるので割愛しますが、そういった特殊な使い方の薬については、使う前に事前に確認してシミュレーションした方が良いです。

☆副作用には気を付けないといけないものとそうではないものがある

 副作用には、気を付けないといけないものと、そうでないものがあります。一概に言えないので何とも歯がゆいのですが、例えば、「下痢」という副作用なら、よほどひどい症状で脱水等にならない限りは命に関わる事は考えにくいです。逆に、アナフィラキシーショックなどは、すぐに処置しないと命に関わる場合もあり、危険です。このアナフィラキシーショックは、副作用の中でも特別危険なもので、どのような薬にでも起こりうるものになります。アナフィラキシーショックが起こりやすいのは、初めて飲ませるお薬等があった場合です。その時は、いつも以上に慎重に飲む様にすべきです。

2科以上にかかる場合はご注意を

 病院を2科以上かかる場合は、併用薬が発生しますので注意が必要です。薬が少ない場合は良いのですが、多数の薬が両方の医師から処方されている場合は、自分自身だけでは一緒に飲んで良いか調べるのは困難です。その場合は、薬局を一つに絞って貰う事で、飲み合わせを防止する事が出来ます。薬局の機能の中でも非常に便利なものなので、覚えておくと良いと思います。また、2つ以上の病院にかかる場合は、それぞれの医師にお薬手帳を見せておくと、お薬のダブりや飲み合わせを防ぐことが出来ます。薬局の先ほどの機能と合わせて、ダブルチェックを行う事で、より事故を防止する事が出来ます。

☆お薬手帳   

 前項で少し出ましたが、お薬手帳を持った方が良いです。特に子供の場合はそう思います。また、お薬手帳の表紙裏に、色々と個人データを書き込む欄があります。そこに色々と書いておくと、いざという時に役立ちます。

以上です。基本的な事ばかりでしたが、如何でしたでしょうか。少しでも参考になれば幸いです。


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